注意事項 

この設定は拙宅オリジナル設定です。
もしかすると、既出の設定があるかもしれませんが、私は調べもしなかったし知らなかったので完全に私好みに作りました。
(ありがちなモチーフなので恐らく似通った設定になるかと思いますが)
既出の設定や作品があまりにも素晴らしすぎて恥ずかしくてしにそうになったらこの設定や作品は消そうと思っています。
それまでは楽しんで行ってくださいね。

以下、箇条書きで見にくいかもしれませんが、辛抱して読んでいただけると助かります。





カードバース(特殊体質にトランプの絵札の名前をつけて呼んでいるようなもの)



▼リーフグラント大陸における全人口の20%がバース持ち、性別関係なし、血筋もあまり関係ない

▼おおよその内訳:キング(20%)、クイーン(20%)、ジャック(40%)、エース(15%)、ジョーカーもしくはワイルド(5%)ここではジャックと区別しやすいようにWと表記する

:類稀なる統率力・決断力を持ち優秀な者が多い。父性的である。
   Kのフェロモンには相手を支配する効果があり、任意でフェロモンを放出可能。Kのフェロモンはバースを持たない者にも有効。
   しかし故意にフェロモンを利用して大衆を操作することは禁じられている。運命のペアのQを持つ個体が稀に生まれる。

:統率力だけでなく支援にも秀でており慈悲深く意志が強い。母性的である。
   Qのフェロモンは放出される時期が定期的に決まっており、KとWにしか感じ取れないが、とても甘美な香りでKを魅了する。
   しかしペアとなったQのフェロモンはペアにしか感じ取れなくなる。ペアになるとJやAでも感じ取れるようになる。
   運命のペアのKを持つ個体が稀に生まれる。

J:KやQに並ぶ程の優秀さを持つが、KやQを守護したい本能を持つ。
   生涯に1人、守護する相手を決めるとその人を守る為に生きることになる。KやQの親友やパートナーポジションが多い。

A:天才だが一匹狼体質の者が多い。KとQのフェロモンの影響を殆ど受けないし、相手のフェロモンを弾き返して相手を支配することができる。
   ペアになった場合はAが上の関係を築く。
   KやQとペアになり関係が良好なAは更に能力が向上して化け物になる。

W:唯一、KやQのフェロモンの影響を全く受けない(フェロモンを感じ取ることはできる)が、KかQにしか惹かれない存在。
   (激しい者だと他のバースと接触するだけで気持ちが悪くなったり極度の潔癖症のような状態になる)
   生まれながらに両性具有で、産んだもしくは生まれた子どものバースは絶対にKかQとなる。
   その為、W及びWのいる世帯は政府から手厚い助成を受ける。
   バースとしての立場や肉体的特徴により心を病む者が多い為、恋愛対象の性別が確定すれば性を選択して無料で手術を受けることができるし
   無料カウンセリングなども政府によって実施されている。それでも自殺者の割合が高い。
   KやQに似た擬似フェロモンを放出できる為、相手がKの時はQ、Qの時はKの疑似フェロモンで魅了する。
   WはKやQにとって麻薬的存在と言われており、心身共に相性がとても良く触れ合うと依存してしまう程の快感をもたらす。

▼バースが確定するのは二次性徴期。但し両性具有の新生児は産まれた時点で特異セットによってWかどうか判定される。

▼バースが確定すると政府に血液を採取され、自身の情報が組み込まれたブラッド結晶と呼ばれる合成結晶が送られてくる(人によって結晶の色が異なる)
 その結晶はペアが見つかった時に相手に贈る。もしくは守護契約(後述)を結んだJに与える。
 その為、KやQ、Jは政府に申請すればブラッド結晶が必要数複製されて送られてくる。

▼ペア:バースを持つ者が自分のブラッド結晶をボディピアスにして相手の臍部分に装着しあうとペアとなる。
    若者の多くは好きな相手ができたらピアスホールを開けて準備をする。しかしながら政府は熟考の上でペアを組むよう推奨している。
    また、ペアになった者たちは政府にペア申請をすると所得控除があったり、一定の住宅補助を受けられる。

▼ペアを解消するとバースが失われてしまう。
 能力も下がると言われているが、今ある能力が下がるというよりも、体調が不安定になり本領を発揮できなくなる。
 Jは守護契約も切れてしまい、精神的にも不安定になってしまう者が多い。バースを嫌悪する者たちがわざとペアを作って解消したりもする。

▼運命のペア:KとQに存在する唯一の組み合わせ。本能的に相手が運命だと分かり惹かれ合う。
 運命の相手がペアになるとお互いの能力が倍以上向上し、相性も良く幸せになれるという。
 運命を持つ個体が生まれるのも稀で、出会える確率も低い為に伝説とまで言われている。

▼Jの守護契約:Jには生涯に1人、守護したいと思えるKもしくはQが現れる。
  守護者として側にいることを誓いたい場合は、KもしくはQのブラッド結晶を1つ譲り受け、アクセサリーにして身につけると主従関係となる。
  守護を受け入れたKもしくはQもJのブラッド結晶がついたアクセサリーを身につける。
  守護されているKやQは格段に能力が向上し、精神も安定する。
  Jは守護しているKやQを突然失うと一時的に心神喪失状態になる為、死別が確定している時などは予め契約を解除するよう勧められている。
  因みに、契約を解除する時はお互いにアクセサリーを返すことで契約解除となる。
  KやQは何人でも守護を受け入れることができる。例えばQの左手の中指に3つ指輪があったら3人のJと契約を交わしていることになる。
  部位やアクセサリーの種類は問わない。ファンキーでモテモテなKは耳にいくつもピアスをつけていたり。
  また人に見せたがらない者もいるが、Jとしては見えるところにつけてもらえた方が嬉しかったりする。
  このような決まりがある為、この国ではアクセサリーがとても重要なアイテムであり、装飾店、宝石・装飾デザイナーが多い。
  勿論、普通のファッションとしてバースがない者もアクセサリーは身につけられる。
  バースのある者たちのペアを真似てボディピアスをつけ合うカップルが多い。

▼ペア組み合わせ例
 ※ペアが存在する個体はフリーよりも能力が上がる。
 ※以下は攻×︎受という構図ではない。バースは性別とは無関係なので色々な組み合わせが発生する

  ・KとQ:それぞれの能力を高められる最高の組み合わせ。企業のトップや政治家に多い。

  ・K(Q)とJ:相手にジャックが仕える・献身的に支えるような関係。もしくは親友のようにフランクだが、精神的相手優位な関係。

  ・K(Q)とA:相手よりもAが優位な関係。Aが支配するもしくはAを甘やかすことで互いに精神的充足が得られ能力も向上する。

  ・K(Q)とW:相手はWがいないと生きていけない程に夢中になってしまう。
     しかしながら能力は向上するのでWが相手をうまく制御すれば生活が安定する。ダメなペアだと優秀な子どもを生むだけの存在に。

  ・JとA:一匹狼タイプのAに振り回される関係。しかしJは面倒見が良い人が多いので比較的上手くいく。
     だがJに守護者がいる場合はAの器量次第でペアを解消するカップルもいる。しかしながら、Jが守護の契約を守りたがるので泥沼になることが多い。

  ・JとW:Jは面倒見が良いのでWとも上手くやっていける者が多い。但しWはJを恋愛対象として好きにはなれない。
     恋愛的な要素を含まない穏やかな共同生活を送るペアが多い。

  ・AとW:WにAが興味を惹かれて…というケースが多いペア。基本的にWはKとQにしか惹かれないのでAの片想い的な関係となる。
     もしくはペアだけ作って後はお互い干渉せず好きなように生活する自立型ペアもいる。

  ・同じバース同士:それぞれのバースの特徴を分かっているので結構上手くいくらしい。


 ※バースが全てではないので相手の性格や人柄に惹かれたら○○バースだった、ということは多々ある。
  バースにも感度があり、バース発現前からフェロモンを排出したり感知できたりする者もいれば、
  KやQでもバースの影響を受けにくい者やフェロモンの量が少ない者もいる。
  Wは相手に好かれるし自分も相手をいい人だとは思うけれどKやQでない限り
  相手を恋愛対象として好きになれないというジレンマがつきまとい、なかなか幸せになれない。

・バースを利用した犯罪(Kがフェロモンを使って相手を利用したり故意にWがペアのいる相手を擬似フェロモンで唆したり、
 合意がないまま無理やりペアにしてしまうなどの行為、バースを売りにした金のやり取りなど)は非常に刑罰が重くなっている。

・KやQはフェロモンの制御の為に抑制剤を常備している。
 Qのフェロモンが爆発的に高まり抑制剤でもコントロールできない時期を一般的に休息日と呼んでおり、Qは一週間程休暇を取る。
 基本的に月に一度休息日は訪れるが、閉経前の女性の場合は排卵に合わせて休息日も訪れる。
 もしQにペアがいる場合は相手はペア休暇を申請できる。
 Kは激昂した時や激怒した時のように感情が爆発しそうな程に高まると、フェロモンが一時的に高まることがある。
 女性のKはホルモンバランスにフェロモンが左右されやすく、抑制剤服用だけでなくホルモン療法も必要になる場合がある。
 
・ペア=結婚ではない。けれど基本的に一緒にいる方がパフォーマンスが上がる為、結婚を意識してペアを組むことが殆ど。
 しかしながらペアを組んでも結婚という制度に囚われたくないという者たちもいるし、能力を上げる為に形式的にペアを組み、別の者と結婚している者もいる。
 公称ではないが、愛情で結ばれたペアをハートのペア、実利目的のペアをダイヤ、
 家同士の政略的ペアをクラブ、犯罪ではあるが無理矢理組まされたペアをスペードのペアと呼ぶことがある。
 



(2019.12.31作成・公開開始)



以上の項目を読んでくださってありがとうございます。

もしも、この設定で何か話を作りたいと思ってくださった方がいらっしゃいましたら、隅っこの方で良いので当サイト名とURL表記して公開してください。
( サイト名:R⇔R URL:https://leadto.rgr.jp/ )

バース説明の為にこのページ( https://leadto.rgr.jp/dream/tr/tr_birth0.html )にリンクを貼る場合は直リンクはお止めください。
←このページのQRコードです。リンク表示の代わりに画像を貼り付けていただいても結構です。

あなた様の作品の雰囲気やキャラクターに合うように適度にアレンジを加えていただいて結構です。
もし何か作品をお作りになりましたら教えていただけると幸いです。





というわけで、この設定を大いに盛り込んだ 『Jの告白』 に進む方は こちら ←をクリックしてください。







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