―半日後―

洞窟に行ったメンバーが紫玉を持って戻ってきた。

「…私、何ともないけど?」

紫玉。

「紫玉の力を封じる箱に入れてますから」
「そっか。…ずっと箱に入れっぱなしなの?」
「いや、他の宝玉と一緒にすると互いの力で打ち消されるらしい。
 したがって他の宝玉があれば箱に入れずともよい」
「…でもさ、力を打ち消しあうのに8個集らないと封印が解けないんだよね…?
 …イマイチこの宝玉の事がわからない」
「確かに不可思議ですね。
 宝玉の特殊な力が1つ1つでは威力を発揮しないとしても、
 8個集まって初めて伝説の力を呼び起こす鍵みたいなものになる…」
「存在はロマンチックなんだけどね」
らしいな」
「では、城に戻りましょう」
「うん!」

そうして5人は難なく宝玉を手に入れ城へと戻ったのだった。


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