―ユーリの屋敷―
「お帰りなさいませ」
「ただいま帰りました」
家の前で全員と合流し、5人揃ってユーリの家に戻った。
「…それでは、そろそろ本題に入りましょうか」
「…そうだな」
帰宅した皆に紅茶を出して一息入れると、ユーリは奥から厳重に封印された箱を持ってくる。
そして何かの呪文を唱えると、その箱に付いていた札のようなものがペラペラと自然に剥がれていった。
「これが伝説の宝玉の1つ、緑玉です」
その箱の中には静かに緑色の光を放つ宝玉が納められていた。
「代々守り継いできた緑玉をやっとお渡しできる時が参りました」
「今までご苦労だった。必ずや宝玉を集め、この大陸を救ってみせる」
こうしてたちは緑玉を手に入れたのだった。
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