nostra opera私達の仕事


お師匠様と兄様らと
家族のように過ごした数年は
永遠に続いてほしいと思う程に
楽しく満たされていた

けれど最初にティリア兄様
次にウィオラ兄様、ラウルス兄様も
王の為、国の為に兵役に服するべく
胸を張って出て行った

兵役が終わってもティリア兄様は
王宮に残り第三王子に仕え
第二武官となっており

ウィオラ兄様も王宮の技研で
毎日発明品を試作したり
設計図を書いているらしい

名家出身のラウルス兄様は
才能と実力も相まって
後は官吏にと噂されているようだ

お師匠様は口では面倒と言うけれど
身体の弱い私を鍛えてくれて
実は常に心配してくれている

「私が死んでも世界は変わらない。
 けれど生きることで何か
 変わる未来があるならば
 私はその未来の為に生きたい」

日陰で毛づくろいをしているスナネコを
見ながら私は今日も
畑を耕し種を蒔く
これが今の私にできる仕事


お師匠様が手紙を持ってやってくる
「アルドル殿下が視察に来るらしい。
 第三王子が何故ここに?」
お師匠様は首を捻った…………
















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※タイトルはGoogle 翻訳に任せきりなので文法や言葉の選びが正しくない可能性がありますm(__)m