albino puella
白銀の髪 緋色の瞳
生まれた時から私は
異質なものと呼ばれ
村人たちから恐れられた
狩人の父 薬師の母は
尊敬されていたけれど
私のせいで嫌われ
虐げられるようになった
「外に出ると危ない」と
父と母に言われて
部屋の中 二人の愛で
包まれ守られて育った
「私が死んでも世界は変わらない。
ならばいなくなればいい。
それで皆が幸せになるのなら」
痩せていく母の顔を見て思った
村の外で 父は獣に
襲われて死んでしまった
母はそれから塞ぎこみ
笑顔は失われていった
当時の村は 日照りが続き
八つになった私は
村長に「神子として差し出せ」と
詰め寄られる母を見ていた
神子という名の生贄
皆がそれを望むなら
窓の外にそびえ立つ
あの山で永久に眠ろう
「母様。私、天にお祈りしてきます。
山の上で祈れば
きっと皆幸せになるでしょう」
止めようとした母に首を振った
「私が死んでも世界は変わらない。
嗚呼……父様、母様。
今まで苦労かけました。
二人に愛されて幸せでした」
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※タイトルはGoogle 翻訳に任せきりなので文法や言葉の選びが正しくない可能性がありますm(__)m