いつも気さくで人懐っこい匡が、ここ最近は難しい顔をして考え込むような時間が増えたように思える。
しかし美景や友人たちの前では明るく陽気な彼のままなので、もしかすると他の者は気付いていないかもしれないが。
そんな匡を見て美景は、彼が何かに思い悩んでいるのに何を悩んでいるのか全く想像もつかないし彼の力になれない自分を酷く憂いた。
そして彼が何も話してくれないことを何だか悲しく思うのだった。


 ――そうして、美景が何となく匡を目で追うようになって1週間。
ふと、あることに気づく。
これまで学食で幹に会った時、自ら話しかけて食事に誘っていた匡が幹を避けているような気がしたのだ。
今までは匡の方が積極的に関わりを持とうとしていたのに、こんなことになるなんて
二人の間に何かがあったのだろうかと美景は考えたが、特に思い浮かぶことはなかったし、
二人から何も聞いていない為、結局、何もわからなかった。
それでも匡のことが気になる美景は、その日、考え事をしながら帰宅した。
そんな彼女に駐車場で声をかけたのは、この前、真に打ち解けた隣人であり、尚且つ今回の匡の異変に関わりがありそうな幹。

「どーしたんだよ? 首が落ちそうなほど俯いてさ」

不思議そうな顔の幹に美景はぼんやりとした表情で頷いた。

「……最近の匡、何かちょっと違う気がしないか?」
「匡っち……? あー、そうだなぁ……」

心当たりがあるようで、彼はバツの悪そうな顔でガシガシと頭を掻く。

「何かあったのか?」
「うーん、お前に言って良いのか悪いのか……」
「私も関係しているのか?」

幹の言葉に驚く美景。
身に覚えはないが、もしかすると彼に何か失礼なことをしていたのかもしれないと思い、急激に美景の気分は落ち込む。
そんな彼女を見て同情したのか、幹は苦笑しながら口を開いた。

「あー……いや、お前は全然悪くないから安心しなよ」

そう言って小石をピンと蹴った。

「この前の誕生日会の夜にさ、中学の時の話したじゃん?
 それをさ、匡っちが聞いてたみたいでさ。
 そしたらこの前、いきなり家にやって来たかと思ったら“美景は許しても俺は許せない”って殴られたわけ」
「――な、殴…ら……れ?」

思いがけない匡の行動に驚き、美景は目を丸くして立ち尽くしている。
これまで全くと言っていいほど匡は人といざこざなど起こさず、皆と仲良くできる人だったし、
例え何か嫌なことを言われても、その場はプンプン怒るがすぐにケロッと忘れてしまうような性格だ。
その匡が人を殴るなんて――と、美景は幹の話が信じられない。

「お前は黙って殴られたのか?」
「あぁ。実際、お前をつまらない理由で苛めて苦しめた俺が悪いんだし」
「しかし、匡が手を出す必要は……」
「うーん。そこら辺は俺からは何とも……。いつか本人から話してくれるかもよ」
「そうなのか?」

幹の言っていることがよく分からないながらも、とりあえず匡と幹の間に起きた出来事が分かったので少し安心する。
それにしても、自分の為に匡がそんなに腹を立てていたとは――そう思う美景の胸は申し訳ないやら嬉しいやら
よく分からない感情がふつふつと沸き上がってきた。
改めて思うに匡はいつも明るくて無邪気だからか、真剣な表情や大人びた表情をするだけでも普段とのギャップが激しすぎて何故かドキリとしてしまうのだ。
まだまだ彼の一面しか知らないことに気づくと共に、それを寂しく思う自分がいる。
彼と一緒にいる時間は楽しくて、そんなことも考え付かないくらい充実しているから……と美景は笑顔とも悲愴とも取れる表情を浮かべて自分の足元に視線を落とした。



 そうこうしているうちに冬期休業がやってくる。
今年の授業は22日で終了。
構内はどこもかしこもクリスマスや忘年会の話題で賑わう。
美景たちも友人らで24日に鍋パーティーを開くことになっているし、
サークルの忘年会が26日に入っているので、一通り年末のイベントは経験することになる。
恐らく遅い初詣にも友人らで行くことになるだろうと想像し、美景はそれぞれの取るであろう行動を思い描いてひっそりと笑った。

「……ん。赤坂さん、どうかしたの?」
「あ、いやっ……何でもない」

美景がにやけていたのに気づいた緑が声をかけた。
皆と昼食を取る為に学食で夏香と匡を待っていたのである。

「そう? それならいいんだけど」

そう言うと彼は穏やかに笑ったが、ふと真剣な表情で美景に話しかけた。

「――あのさ、赤坂さんは春日のこと、ホントに許せるの?」
「……え?」
「いや、あのさ……ゴメンっ!
 俺、誕生日会の時に二人が話してるの聞いちゃってさ。
 春日の苛めのせいで赤坂さんは酷く苦しんだんでしょ? 生き方を変えるくらいにまで」
「……ああ。そんな時期もあった。
 でも、私が変わった原因は苛められたことじゃないと気づいたから。
 直接の原因は、両親との関係……かな。
 あんな状況にあっても助けを求められない両親との関係が原因で今のような人間になった。
 春日はああ見えて意外と真面目みたいだから、重く考え過ぎているんだと思う。
 もしかすると私よりも苦しんできたかもしれない。
 何年も何年も、私のことを思い出しては自分の行いを悔いて恥じてきたみたいだから」
「……そうなのかな……。
 俺は幸いにもそういう経験がないから、完全に理解することはできそうにないけど……」
「いいじゃないか。苛められた方がもういいと思っているんだ。
 その時点でもう時効だ」
「赤坂さんって本当にいい人だね……。俺も見習わなきゃな。
 ここ最近、それがずっと気になっててさ。
 春日と切り離した方がいいんじゃないかとか匡と話したりして」
「え? 匡と二人でそんなことまで考えていたのか?」
「うん、匡もここ最近機嫌が悪いでしょ? そのせいなんだよ。
 観月さんも最近元気がないから、同じようなこと考えてる気がするし」
「そうなのか……」

緑や匡の厚い友情を感じ、美景は感動して有難く思うものの、何だか夏香のように過保護だなぁと思って苦笑した。
しかし、ふと幹の話を思い出す。
匡は既に実行に移してしまっているではないか。
緑の様子だと匡と幹との間で起こったことは知らないようだが、そのことを知ったらきっと彼も驚くだろう、と思った。

「お待たせ〜」
「お疲れ様」

数分後、ここ最近、美景の頭を占拠している本人の匡がやってきた。
思わず美景の胸はドクンと大きく跳ねる。
その動悸とも違う胸の鼓動に戸惑いながら美景は彼の顔を見つめた。
この無邪気な少年のような匡が、怒って幹を殴った――なんて、やっぱり信じられないと思うものの、
自分のことでそこまでしてくれたとしたら、幹には申し訳ないけれどとても嬉しいと思った。



 「「「「かんぱーい!」」」」

24日、美景の部屋に集まったメンバーはグラスや缶をカチンと合わせる。
皆で食べられるようなお菓子を一つ持ってくるという決まりにした為、
鍋よりもデザートの方がメインのようなパーティーとなった。

「そういえば春日くんは?」
「あぁ、あいつは風邪で昨日から寝込んでいるらしい。
 鍋の残りで悪いが、後で雑炊を持って行ってやろうと思って」
「へぇ……美景は優しいなぁ」
「蒼井くん、僻まない僻まない」

茶化すように夏香が言うと、匡は顔を赤くして否定する。
ぷーっと頬を膨らませる姿が青年なのに愛らしく思えて、彼を除く全員が笑った。
そうして一同は鍋をつつく。
今日はもうギクシャクとした空気は感じず、和やかで楽しい時間が流れる。

「――じゃあデザートの前に一息ってことで、プレゼント・タ〜イム!!」

鍋を食べ終わり、食器などを流しに持って行ってひとまずテーブルの上が片付いた頃、匡が嬉しそうに声を上げた。

「じゃーん! いつもお世話になってる2人にプレゼントを用意しましたぁ」

そう言って匡と緑はそれぞれ鞄からプレゼントであろう包みを取り出した。

「大したものじゃないんだけど、良かったら……」

恐縮しながら緑が差し出したプレゼントに驚きつつ、美景は「ありがとう」と言って受け取る。
夏香も喜んで受け取った。

「緑とプレゼントが被ってなかったらいいけど」

そう言いながら匡も二人にプレゼントを手渡した。

「二人ともありがとう。嬉しい」
「ホントにありがとう! でも、そんな気を遣わなくてよかったのに〜」

二人からのサプライズに驚いたり照れたりしていたが、美景と夏香も顔を見合わせる。

「実は私たちも二人にプレゼントがあるんだ〜」
「夏香と私で一緒に選んだんだが……」

そうして美景はクローゼットの中からプレゼントを取り出した。
何を贈ればいいのか美景には見当もつかなかったが、夏香が提案したマフラーに同意し、決定したのだった。

「わーマジ!? 嬉しい、ありがと!」
「ありがとう。こちらこそ気を遣わせちゃって……」

それぞれ反応は違うが、どちらも喜んでくれた様子を見て美景と夏香は満足そうに微笑んだ。

「ねぇ。中、見てもいい?」
「じゃあ、皆でお披露目する?」

匡の一言で全員プレゼントを開けることにする。
緑は「自分ではこういうのは買わないから嬉しい」と嬉しそうに見つめた後、大事そうに包みへ戻し、
匡は喜んで自分の首に巻き、ご機嫌な様子で鼻歌を歌っている。
わくわくした様子で包みを開けた夏香は、匡からのキャンドルと緑からのストレス解消用のグッズに喜んで目を輝かせ、
美景は匡からの犬の形をしたアイピローと緑から貰った小さな黒猫のぬいぐるみの愛らしさに頬を緩めた。
それぞれ自分の好みに合ったプレゼントだったようで、全員、気分は高揚し、
その後のデザートも楽しく平らげ、最初から最後まで和気藹々としたパーティーとなった。



 「美景、送ってくよ」
「あ……ありがとう」

パーティーの2日後、26日はサークルの忘年会。
どんちゃん騒ぎがあまり好きではない美景はいつもこういう集まりは欠席しているのだが、今年は匡に誘われたので珍しく行く気になったのだった。
それでもやはり周りのノリにはついていけず、ある程度の所で店の外に出て新鮮な空気を吸ったり、
トイレに立ったりしていたのだが、その度に匡が自分を探しに来てくれた。
かといって特別そこで何かを話すこともないのだが、きっと匡は自分が誘った手前、こちらの様子が気になっているのだろうと思った。
それでも彼が隣にやって来る度に胸に広がるのは、胸が締め付けられるような気持ちと、安心する気持ち。
自分の心がよく分からないながらも、匡が探しに来てくれるのは嬉しかった。

「匡は楽しめたか?」
「うん、楽しかったよ。
 飲み会の時しか会わない人もいるしさ、色んな人と話せるじゃん」
「そうか……そうだな。私ももっと話すようにすればよかった」
「じゃあ、次はそうしたら?どうせ年が明けたら今度は新年会があるんだから」
「そうだな。努力してみる」

居酒屋から歩いて帰宅する二人。
一次会で解散した為、辺りはまだ居酒屋やバーの看板に明かりが灯っている。
それでもアパートが並ぶ付近はひっそりと静かで、家の明かりがちらほら見えるけれども
電灯と電灯の間は隣を歩く匡の表情が読み取れるかどうかの明るさだ。
更に大きな川にかかっている橋の周辺は川や土手の部分が真っ暗で少し怖くなるほどである。
そうして二人が並んで橋の上を歩いていると、後ろからガヤガヤと集団がやってくる音が聞こえた。
忘年会シーズンなので他の部活やサークルに所属している人だろう。
違反なのだが酒を飲んだ状態で自転車を運転している者もいるようだ。

「美景、危ないよ」
「――あ……うん……」

美景を追い越そうとしていた団体を見て、匡はさっと彼女の手を取り自分の方へ引き寄せる。
するとふらふらと運転する自転車の群れが続々と二人を追い越して行った。

「危ないなぁ。酒飲むなら自転車乗るなよ」
「…ああ……」

自転車の集団にプリプリと怒りながら匡は歩を進める。
美景も半歩遅れて彼の隣を歩く。
……手は繋がれたまま。
自分から離すのは失礼な気がするし、一気に気まずい空気になってしまいそうだし、何より既にタイミングを逃してしまっていた。
匡は何事もないように世間話をしている。

「――でね、その学校から寮までの間の道って農学部の田んぼ以外何にもなくってさ、星がいっぱい見えるんだ」
「…あ……そうか。農学部なのにそんな場所があるなんて知らなかった」
「寮生とか農学部でも特定の学科の人しか知らないかもしれないね。
 俺は構内から学校周辺まで色んなトコ探検したから知ってるけど」

秘密基地について話す無邪気な少年のように匡は話をする。
そんな彼の姿に美景は微笑んだ。

「今から行ってみる? 多分、こんな時間にあの道を通る人なんていないと思うし。
 星を二人で見放題!」
「ああ、いいな」
「――でも、誰にも教えちゃダメだよ。俺と美景の秘密の場所にするから」
「どうしてだ? 夏香はそういうのが好きだぞ?」

夏香の名前を出した時にチクリと胸が痛んだが、美景は構わず話を続けた。
何故って、匡は本気の恋は否定したものの、夏香のことをアイドルのように慕っているのだから。
だとすれば夏香を連れていけば、彼女は凄く喜ぶのにと思ったのである。
しかしそんな美景の言葉に匡はシューンと目に見える形でうな垂れた。

「美景は俺と観月さんを猛烈プッシュしてるみたいだけど……、そんなに俺のこと嫌いなわけ?」
「えっ!? ――いや、嫌いだったら応援しないだろう、夏香は大切な友達なんだから。
 匡なら夏香を大切にしてくれると思うから私は……」

美景がそう言うと、匡は足を止めた。
つられて美景も立ち止まる。

「その言葉……凄いショックなんだけど」
「……え? …あ…いや、悪い意味で言ったつもりは……」
「そうじゃなくて!
 ――俺が好きなのは美景だよ。観月さんじゃない」
「…ん……ぁ……え?」

一瞬、耳がおかしくなってしまったのかと思った美景は珍しく間の抜けた声を出した。
そして言葉の意味を理解するまで暫く沈黙する。

「――っ…あ、えええっ!?」
「反応が遅いよ、美景……」

少し呆れながら匡は呟くが、繋いだ手に力が加えられた。

「――俺、怖いんだ。できればこのまま、誰もいない所へ行ってしまいたい。
 そうでもしなきゃ、美景は優しいから皆が美景を好きになっちゃいそうで……。
 そんなの、何か嫌なんだもん、俺。
 緑や幹と美景が急に仲良くなった時もずっとモヤモヤして変だなって思ってたけど、今はその原因がはっきりとわかるよ。
 美景には俺だけを見てて欲しい。他の男に取られるなんてヤダ」
「た、匡……」
「俺のこと、どう思ってる?」
「――っそれは……」

少し離れた電灯の明かりに照らされた匡の表情とギュッと握って離さない手で、
どんなに彼が真剣で尚且つ自分のことを想ってくれているかを感じ取れた。
最初は驚き動揺していた美景だが、徐々に匡との楽しい思い出が頭を過ぎり、それと同時に幸せな気持ちに包まれる。

「私も、好き…だ……と思う」
「“……と思う”の部分が気になるんですけどー」
「仕方ないだろう。私だって今、自覚したんだ」
「そっか」

短くそう言うと、匡は嬉しそうに繋いだ手をブンブンと左右に振った。

「美景。俺、結構、甘えちゃう方だよ」
「……今までもそうだっただろう?」
「え、マジ!?
 ――あっあっじゃあ、これからは頼もしい彼氏になるから!」
「期待している」

美景は優しい笑みを浮かべた。
そして二人は再び歩き出す。
匡と美景が友人から恋人の関係に変わった瞬間だった。










不器用な彼女   〜エピローグ〜


 「……」
「どうかしたのか?」

今日は昼から匡の部屋に遊びに来ている美景。
付き合い始めてからこれまでデートをしたりだとか、手を繋いで買い物をしたりだとか特に恋人らしいことはしていないが、
異性と深く付き合うのが初めてな美景にとっては、部屋で二人きりでトランプをしたり、DVDを見たりするだけでも
漫画で読んだようなときめきを感じられて楽しいのだった。

しかし、今日の匡は昼食を食べた後、真剣な表情のまま黙って動かない。
自分が作った昼食がそんなに不味かったのだろうかと不安に思う美景だが、
彼女のそんな不安をよそに彼は正座をして美景の名を呼ぶと、自分の前に座るように言った。
匡が何をしたいのかよく分からないものの、美景も同じように正座をして彼の前に座る。

「……美景。俺は決めた」
「何をだ……?」

とても真剣な表情をしているので、何やら重大なことを決めたのだろうと思い、
美景は息を呑んで彼の言葉を待つ。

「俺、今日、美景にキスしようと思うんだ」
「――は……えっ!?」

突然の理解不能な言葉の羅列に頭が混乱する美景は驚きが隠せない。
顔を赤く染めながら美景は匡から目を逸らす。

「あの……そういうのは…前もって言われても…何というか……困るんだが」
「だっていきなりキスしたら、美景、びっくりして卒倒とかしちゃいそうだし」
「いや、確かにそれは驚くだろうが……。
 それでも前もって言われると恥ずかしいし、変に緊張して……」
「じゃあ、不意打ちの方がいい?」
「いや…そういうわけでも……」
「もぉっ! ……じゃあ、いつすればいいんだよぉ〜」

不器用な彼女を持つ彼氏もまた、不器用になってしまうようである。





−終−



うわぁーい終わったぁヽ(・∀・)ノ
今日はサイト4周年なので、それらしい企画が間に合わなかった為この作品だけでも完結させようと
死ぬ気で絞り出した話であります^^;
これまでもダラダラと長い話だったのですが最後の話が物凄いことになってしまって……すみません。
それでも最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!!!

キャラについては取説に詳しく書こうと思いますが、匡が最初にヒロインの異性の扉を開く鍵だったりします。
漫画ブログで描く予定だったので、この本編では詳しいシーンは描かれていないんですが(汗)
そのまま匡を意識し続ければ匡エンド、な感じです。

さて、最初のキャラの設定を作り、流れを作る段階は非常にスムーズだったのですが
実際に小説として書き始めると、かなりの難産続きでしたorz
いっそ続けるのを諦めようかとも思ったのですが、今のところこのサイトで一番期待されている作品のようでしたので
やはり皆様の期待に副えねばと、頑張ってこれました^^
相変わらず最後が一番盛り上がりに欠けるような私らしい作品ですが、
少しでも「読んでよかった」と思っていただけたら幸いです。

本当は漫画ブログを先行させ、そこでのキャラとのやり取りや知られざるキャラの性格などを小出しにした上で小説を書いて、
漫画を知っている方に部分部分でニヤっとしてもらえたらいいなぁ、という思惑だったのですが
漫画の方が全然間に合わず……ところどころ、「あれ、こんなキャラなの?」というような描写があるかもしれません。
これからも漫画の方はボチボチ続けていきますし、大学1年編(出会い〜1年)が終わったら
本編である大学2年時のちょこちょこした日常や、もしもこのキャラと付き合っていたら…の後日談とか
寧ろ夏香エンド+ハーレムエンドの設定で日常を描くとかしていこうかと今から色々考えております。

…というわけで、この『不器用な彼女』の幹を除く同学年キャラの出会いを4コマ風にしてブログに描いています。
笑いは殆どなく^^;、各キャラの紹介的な感じの内容です。

ブログ版『不器用な彼女〜出会い編〜』はこちら。   漫画 第1話直結はこちら


吉永裕 (2009.11.3)


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         あとがき 兼 解説はこちら (完全にネタばれしています)