「今回はМガムを噛んでやってみないか?」
 「Мガムを?」
 「ああ。今、お前はМガムを通して僕の味覚が伝わり食べ物の味が分かるだろう?
  ――僕がお前の手を握ってただけでお前は数日遡れたんだ。
  Мガムを噛んだ状態なら手を握って得られる以上の魔力を引き出せるかもしれない」
 「兄貴に負担はかからないのか?」
 「分からないが、お前が過去に戻って彼女を救えば問題ない」
 「……分かった。ありがと」











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