「ごめん。兄貴を救いたくてこの力を手に入れたのに。 今の僕は兄貴に多くの彼女の死を見せつけてるだけでなく、手伝いまでさせてる。 本当は兄貴の記憶を早く消してしまいたいんだ。 でも、兄貴に手伝ってもらったらもっと前に戻れるから」 「僕にできるのはこのくらいしかないから。 それにお前一人で抱える必要はない。元はと言えば僕の為だったんだろう? ――トーヤはいつも僕の為に無茶をする」 ▼メニューに戻る