5月7日(土)


 美空といつものように児童施設のバザーの手伝いに行く。
こっちは手伝いのつもりなのに、毎回園長先生はバス代と言って800リーンをくださるのだけれど……
申し訳ないと思っていつも断っても、優しい笑顔で何度も首を振られてしまうと断りきれない。
来週はもっと頑張ろう。あと、子どもたちとももっと遊ぶ時間が取れたらいいな。


―メモ―
▼“リーベの園”に行く

◎収入:800リーン
◎残高:800リーン




5月8日(日)


 今日は何も予定がなかったので、昼食後に近所の公園を散歩する。
ご飯時だからかどこかから美味しそうな匂いが漂ってくる。公園から見える位置にある喫茶店からだろう。
何度も美空と食べに行ったことがあるところだけど、暫く足を運んでいない。
またケーキセットを食べに行きたいなと思いながらぼんやりとお店を眺めいたら、声をかけられた。
驚いて振り向くと、トーヤくんだった。この前、会っていなかったら確実に冬樹くんと間違えていただろう。
折角会えたので、先日親切にして貰ったお礼を言うと表情を変えずに「別に」と答える。
それから「姉の方と全然似てないんだね」と言われた。やはり両方知っている人から見たらそうなのだろう。
「トーヤくんたちは性格も似てるみたい」と言ったら彼は頷いた。
でも、トーヤくんの方が情熱的なんだって。ど、どこが…?と思ったけれど、誰しもそういう一面って持っているよね。
いつか彼のそういう姿が見れるのだろうか。
というよりも、何に対して情熱的なのだろう。少し、気になる。


―メモ―
▼“光公園”に行く

◆“Secret memo -II-”を入手








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