cavea puella
春宮で過ごす日々
不自由なく
また生きがいもない
教養も芸もない私は
貴き娘たちの話分からず
ただ口元を隠して笑うのみ
窓辺から遠くの訓練風景を眺める
私も男であれば軍に入れたのでしょうか
私がいてもいなくても
ここでは関係ない
身分の高い人に気に入られ
輿入れするのが女達の夢らしい
夜に忍んで外に出て
剣を振り
昼間まどろむ
知らぬ者から届く縁談状
兄様にそれを話すと
お師匠様の養子になった為と
かつて大将軍であったお師匠様の
子だから私などを求めるのですね
私は相手を選べる資格などない
けれど素直に頷けない
添い遂げるのならば
好きだと思える人であってほしい
「美しい剣だ」と不意に声をかけられる
月夜の下に佇むのは第二王子タキトゥス
アルドルとは正反対の静かな瞳
「名は?」という短い問い
慌てて剣を仕舞うと
「と申します」私は答えた
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※タイトルやローマ字の単語はGoogle 翻訳に任せきりなので文法や言葉の選びが正しくない可能性がありますm(__)m
漸くヒロインの名前出ましたねっすみません(;´▽`A``
叙情詩風の作品に名前変換の必要あるのかと我ながらに思っていたわけですが…でもやっぱり自分の名前呼ばれたいですよね、ねっ?
そんな気持ちで書いております^^;
それから最後の攻略(?)相手である第二王子の登場です!
我儘で猪突猛進な若いアルドルも好きだけど、落ち着いた大人のタキトゥスの方がもっと好き…という偏愛ダダ漏れな作者ですみません(´д`、)
次回、それが丸分かりだと思います^^;でも、兄様達も好きですよ、勿論!
というわけで、次回はまた分岐です!
ちょっと動きがある…かな。
というわけで、最後に登場したキャラの説明でも
◆Tacitus(タキトゥス):27歳。物静か第二王子。無口過ぎて何考えてるかよく分からない。本人は望んじゃいないけど多分王の器がある。アルドルに慕われている。
第一王子の兄に子どもができたらいい加減結婚せねばなるまいみたいなこと考えてるけど本人としては女とかどうでもいい。みたいな脳内設定。
…・とまぁ、こんな感じでキャラの設定を考えるのが最近楽しくて仕方がない私です^^;
内容は短いので読みやすいかと思われますし、よかったら次回も読んでやってくださいませ!
読んでくださったお客様、ありがとうございました^^
吉永裕 (2011.7.5)
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